絵本
2010年09月24日デキゴト
こんにちわ。タケです。
天気予報どおり、昨日の雨を境に、急に涼しくなったね。
風邪にご用心です。
今日は、絵本の紹介だよ。
ハイ。子どもがお気に入りの絵本を、紹介します。
ひぐちともこさん作・絵の、
『4こうねんのぼく』という絵本です。
文は、すべて、大阪弁です。
「先生、あのな・・・」と始まり、お兄ちゃんが、絵日記を
手に、先生に昨日あったことを話しています。
昨日の宿題は「星の観察」で、駅までお父さんを迎えにきた兄弟は、
3人で夜のピクニックをすることになりました。
そこで、お兄ちゃんは、今日先生に教えてもらったことを、お父さんに話します。
「1光年って知ってるか?」 「地球から見える星は、1年前の光やねんで」
「そやったらな、高速瞬間移動型ロケットを作ってな、2憶6千万光年前の星にいってな、
そこからめっちゃよう見える望遠鏡で地球を見たらな、恐竜が見えるやんな」
「そんでな、ボク考えてん。4光年前の星に行ってな、そこからボクの家見たらな、
母ちゃんが洗濯もの干してるのが見えるやんな、
母ちゃんがご飯作ってるのが見えるやんな」
「そやしな、ボクな、大きいなったら偉い博士になるねん。
偉い博士になって、高速瞬間移動型ロケット作るねん」
「そやからな、ちゃんと星の観察はしたんやけどな、
どうしても高速瞬間移動型ロケットの絵を描きたかってん」
ここで終わりです。
最初は、なんじゃこの終わり方は・・・とよく分からなかったのですが、
見開きの最初に、こう書いてあるのを見つけました。
「父子家庭の心温まるお話です」・・・
そうやったんや。。。お母ちゃんは4年前に亡くなってるんか・・・
そう分かると、胸がジーンとなり、なんだか切ない気持ちになりました。
子どもはまだ、大阪弁の口調がおもしろいだけのようですが、
1年生くらいになって読んだら、また気づくこともあるのかもしれません。。。